ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

わたしは共用品
わたしは共用品 (38) クロワッサンとかしわ餅 [2018/03] 2019年3月27日00時07分

 

【文:星川安之、絵:Nozomilkyway

1803_17a_Croissant.jpg

 私の名前は、クロワッサン。フランス語で「三日月」を意味しているパンです。

 産まれたのは20世紀の前半、場所はフランスです。パリパリとしてこんがりと焼いた皮に油脂の風味、何層にも重なった生地が特徴のクロワッサンですが、フランスでは2つの油脂が使われています。

 その2つの油脂とはバターとマーガリンですが、2つとも形が三日月では、見た目で区別がつかないため、フランスでは三日月形と両端がまっすぐな菱形の2種類に分け区別ができるようになっています。

 両端がまっすぐなものは、「クロワッサン・オ・ブール」といいます。ブールはフランス語でバターを意味しています。一方、両端が曲がっている三日月形は「クロワッサン・オルディネール」といいます。オルディネールは、日常の意味があり、マーガリンが使われています。

 この形の違いは、見た目でだけではなく、触っても区別できるため、目の不自由な人にとっても貴重な情報です。覚えるコツは、まがっている方がマーガリンと覚えておくと、きっと忘れません。

 日本にも、同じような工夫が江戸時代から伝わっています。江戸時代の文書に、「かしわ餅、江戸には味噌餡(砂糖入味噌)もあり、小豆餡は葉の表、味噌餡は葉の裏を出した由」とあり、2つの種類を葉の裏表の違いによって、見るだけでなく、目の不自由な人が触って区別することができます。

 クロワッサンとかしわ餅、生まれも育ちも異なりますが、どちらも障がいの有無に関わらず共に優しい共用食品と思います。

2018年3月10日号

「わたしは共用品」カテゴリーの最新記事

シルバー産業新聞購読のご案内

発展する「シニアマーケット」の動向など、確かな業界情報はシルバー産業新聞から。

1年間(12回)
7,700円(送料・税込)
2年間(24回)
14,214円(送料・税込)
3年間(36回)
19,545円(送料・税込)

購読、書籍のお申込みはコチラ

  • 【お知らせ】電子版「シルバー産業新聞」
  • シルバー産業新聞申し込み
  • ハンドブック申し込み
  • SSL グローバルサインのサイトシール