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介護保険と在宅介護のゆくえ
介護保険と在宅介護のゆくえ 連載3 (2)2012年7月23日10時40分

 要介護状態となる要因としては、脳梗塞後遺症による片麻痺がトップであり、杖や手すりで歩行を支えて、風呂場や便所の掃除、掃除機がかけにくいのは当然であり、生活の基盤の確保がなければ、ゴミ屋敷になってしまって不衛生な環境から喘息など身体状態の悪化につながることも懸念され、対応が不可欠である。その中でも、ゴミ捨ての地域支援や買物の宅配活用、調理の工夫等は必要であろう。その上で「買物↓買物同行」や自分でできる簡単な調理の工夫など、専門職の関わりで「自立支援」を具体化することが介護生活を自分で切り開く支援になるだろう。

 このモニタリングで、ケアプランや「個別援助内容」の適合性や有効性の点検によりミスマッチを是正し、サービス効果を上げることが大切である。訪問リハビリの利用者は少ないが、生活機能の向上を位置付けた介護の検討は大いに期待したい。その効果を生かして、訪問看護の理学療法士も含めて報酬設定を追求することが必要である。

2.利用者ニーズへのきめ細かい対応を

 今回の報酬改定では訪問介護・看護は短時間化され、通所介護は長時間化された。昼間だけ見れば「通所介護」の利用で、家族の休息機能や人との交流、外出機会の確保、機能訓練などのニーズ対応はあるが、気になるのは通所介護が利用者ニーズではなく、事業所のサービス提供体制で時間帯や内容が決められる傾向である。「この時間帯しか提供しない、いやなら他の事業所へ移ってほしい」などは、いずれ淘汰される通所介護事業所の未来を示している。厳しい経営環境であることの中から工夫して、今後の厳しい事業環境への対応が必要であろう。

 ケアマネジャーには「閉じこもり予防」「機能訓練」「他者との交流」などから在宅支援や自立支援の視点で、より具体的な通所のケアプランを検討するチャンスとしてこの報酬改定を捉え、対応する好機であると思う。

<シルバー産業新聞 2012年6月10日号>

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