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生き活きケア
生き活きケア(106)デイサービス「かいかや」2016年8月18日08時05分

自由時間を活用しゲームマシンで楽しく運動

 横浜市にある「かいかや」はバンダイナムコグループ会社「かいかや」(河村吉章社長)が運営するデイサービス。楽しみながら運動機能や脳機能などの活性化を図ることを目的としたゲームマシンを活用している。名前の由来でもある「かいか(=開花)や」のように、利用者が引退しても花開く環境を提供している。

見慣れたゲームマシンが多数

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 ここでは利用者が楽しめる環境づくりの一環として、普段目にすることもある「太鼓の達人」「ワニワニパニック」や、サイ(埼玉県さいたま市、髙橋正勝社長)が扱う「ハンマーフロッグ」「ドキドキへび退治Ⅱ」「PON PONTOUCH!」等のゲームマシンを多数導入している。

 これらのマシンは時間を過ごす選択肢の1つで、あくまで自由時間にやりたい人が楽しんでおり、個別機能訓練は時間を別途設けている。 利用者の堀合さん(71歳、女性)はサービスを利用して4年。体調を悪くして入院した際に医師に勧められたのがきっかけだ。これまでも様々なデイサービスを利用したが、ここが今までで一番楽しく、自分がやりたいことがたくさんあり、デイサービスに通う日が待ち遠しいそうだ。

 ゲームマシンの中でも特にへび退治とワニワニパニックがお気に入りで、1時間の自由時間のうち40分程度プレイしている。「体を動かすのが好きじゃなかったけれど、今ではゲームマシンで遊ぶのが一番楽しい。遊んだ後は、マラソンを走った後のように疲れるのよ」と話す。 穴から出てくるへびを足で踏むドキドキへび退治は1匹踏むと1点で、200点を取った場合、1分間に200回もの足踏みになる。

 河村社長は「1分間に200回足踏みしてくださいと言われてやる高齢者は少ないと思います。けれど、マシンを使って遊びながらやることで、自然と回数を重ねることができます」と効果を話す。

スコアと体力測定が意欲に

 ゲーム中はスタッフがつき、利用者一人ひとりの点数を記録して月間ランキングを作っている。壁には利用者ごとの点数推移を並べたり、3カ月に1回の元気度測定で運動能力を測ることで向上心ややる気につなげている。

 中でも大田さん(94歳、女性) は、自分のゲーム手帳を作り、マシンごとの点数を全て記録し、自分の調子の良し悪しも把握し、脳の活性化にも良い。

 この日はへび退治で181点の高得点を出していた。昔から体を動かすことが好きだった大田さんはかいかやにあるマシンは数も表示されるから、自分でしっかり運動した気持ちになれます」とやる気十分だ。

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 また、月間ランキング1位に輝いた髙橋さん(83歳、女性)は「自分のランキングが貼り出されるとやる気になる。ただ点数を上げるだけではなく、楽しく体を動かせることが何より」と話す。叩くマシンでも、踏ん張って立つため、全身を鍛えている実感があるそうだ。かいかやでは利用者どうしでマシンの高得点攻略法を探して、共有することもしばしば。交流のきっかけづくりにもなっていると河村社長は話す。

 一人の利用者がマシンで遊ぶと、音が聞こえて他の利用者も集まってくる。そして、マシンで遊ばない利用者たちもオセロや将棋を自ら持ちだし、誘い合って遊び始めるそうだ。

 河村社長は「人の楽しいと思う気持ちや雰囲気が、施設全体の空気を変える力を持っています。デイサービスにて、ただ時間を過ごすのではなく、利用者それぞれがやりたいと決めて行動するきっかけ作りをこころがけていきたいです」と話す。

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