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生き活きケア
生き活きケア(89)デイサービス「アカデミーサロン朝霞」2014年10月14日16時27分

利用者の選択と実行がコンセプト 選ばれるデイを目指して

0811iki2.jpg 洗練された雰囲気のカウンターに石臼で挽いたコーヒー豆の香りが漂う。軽快なジャズが流れ、スタッフはワイシャツとベストの制服に身を包んでいる。洒落たカフェのような佇まいだが、アカデミーサロン朝霞(運営=日本ケアプラザ)は正真正銘の通所介護事業所。今年4月に開設したばかりだ。

 一般の人がカフェやレストランと勘違いして訪れることもしばしばと笑いながら打ち明けるのは、同事業所を立ち上げた日本ケアプラザ専務取締役の上村晃一さん。これまで数多くの介護事業所の開設・運営にコンサルタントとして関わってきた経験を持つ。

 上村さんが同事業所のコンセプトに掲げるのは「利用者の選択と実行」。

 従来のデイサービスとは、かなり趣が異なる内装も利用者に選ばれる場所を追求した結果だという。仕方なく行かされるのではなく、「本人が行きたいから行くデイサービス」にとことんこだわり開設した。

レクを超える「アトラクション」

 利用者は滞在中ずっと、美味しいコーヒーを飲んでくつろいでいるだけではない。本人が希望すれば、同事業所の目玉「アトラクション」に参加することもできる。大手スポーツクラブ「セントラルスポーツ」のインストラクターが指導するエクササイズや地域の人気洋菓子店のパティシエを講師に迎えたお菓子作り、プロのアロマセラピストによるマッサージなど、一般的なレクリエーションとは一線を画す内容が提供される。曜日ごとにプログラムは異なり、どれも人気が高い。

足湯につかりながらアセスメント

 備え付けの循環式足湯も利用者の目当ての一つ。足湯を設置したのは上村さんのこだわりもあった。「むくみの改善や足の様子を観察できたりと、多くのメリットがありますが、何より気持ちいいので話が弾みます。利用者どうしの交流だけでなく、アセスメント時にもとても重宝しています」(上村さん)。利用者の一人に話を伺うと、「とても気持ちがよくてお気に入り。ここに来たらほとんど入っている」と高評価だった。しかし、明るく笑って「でも今日は暑いからやめとくわ」とのこと。体に良くても、入る入らないはもちろん利用者の自由だ。職員が無理に勧めたりはしない。

 取材日には、淹れたてのコーヒーを片手に談笑する人達、アトラクションのマッサージを気持ちよさそうに受ける人やその様子を興味深そうに眺める人、職員と直前に控えた七夕の短冊に願い事を綴る人。利用者それぞれが思い思いの時間を過ごしていた。

 管理責任者の行田龍司さんは、「利用者の選択に対して『実行』を支援するのが我々の役割です」と強調する。「開設したばかりですが、コミュニケーションを深めていくうちに、利用者のやりたいことも見えてくるはず。利用者一人ひとりの選択に応えるため、より柔軟な支援を模索していきたい」と意気込みを見せた。

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モダンな雰囲気のラウンジ

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事業所の目玉「アトラクション」 取材日はアロマセラピーを行っていた

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足湯につかりながらアセスメントを行うことも 

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