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シニア住まい塾《74》 全国ケアハウス巡りⅡ2013年7月25日20時43分

お刺身、お寿司一番人気 炊きたての御飯に味噌汁も

 全国の介護型ケアハウスと自立・介護の混合型のケアハウスを中心に、あれこれ歩いています。前回は建物、居室について記しましたが、今回は食事について記します。

 歩いたところは、ほとんどの施設でお昼食を頂きました。でも施設側の規則で外部の人には、お食事は出さない、としているところもあります。

 欠食については、施設によって本当にバラバラです。3日前までに届けると食材費は戻る、1週間前までに届けた場合のみ戻る、1日3食欠食した場合のみ、入院期間のみ、など施設ごとに違いました。

  それにしても、食への工夫はどちらも本当にがんばっています。毎日の食事のほかにイベント食を設けており、マグロの解体ショー、ブリ解体ショー、寿司職人を招いてのにぎり寿司パーティなどなど。中には回転ずしの回転レールを借りての寿司パーティをするところもありました。どこも皆さんお刺身とお寿司が一番人気だそうですが、生ものは冬場だけというところが多いのです。

 ほかにも、元気な人と施設長が毎年裏山に山菜採りに行き、天ぷら職人を招いての山菜パーティ、ステーキの日、サンマ焼きに焼き鳥を庭で食べる日、駅弁の日、バイキング、麺類フェア、どんぶりフェア、さくらの季節には桜の押し寿司など、メニュー豊かなこと。冬にはお鍋を出すところもありました。

 入居者の故郷にそって「郷土料理の日」もあります。変わったところでは、お茶漬けの日というのがありました。毎日定食風に御飯と味噌汁、おかずが3品程度というのは飽きるでしょうからと、あえてお茶漬けの日をもうけたそうです。御飯と漬け物数種類とお茶。これが大人気ということでした。

 ユニット型のところは、ユニットごとに御飯を盛って、お汁をよそっています。御飯の炊きたての匂いや、熱々の味噌汁をみんなでと、家庭的です。職員も同じものを食べていました。

 介護型のケアハウスを回ることが多かったので、塩分制限食、糖尿病食などには、ほとんどの施設が対応しています。刻み食、ミキサー食なども。ミキサー食も全部を混ぜるのではなく、1品ずつミキサー食にする工夫が見られました。どこも「入居者の一番の楽しみはお食事ですから」と、がんばっています。

 全国で1カ所だけ、毎食(1日3回、1年中)バイキングというところがありました。四国高知県にある「ケアハウス花の郷高知」です。自立、介護の混合型ケアハウスです。

 自分で食べたいもの、食べられそうな分量をお皿にとって、栄養バランスも考えて決めることは、脳の活性化に繋がるそう。まず、御飯かパンを決める、主菜は肉か魚を選び、それにあう副菜を選ぶ。片麻痺や車いすの人も専用のワゴンで、自分の目で確かめながら、選びます。好きなものだけをとる人もいれば、バランスよくとる人もいますが、次第に落ちついてくるそうです。

 最初は、面倒がる人もいたということですが、その日の体調や気分で食べることができるので、今では皆さんに喜ばれている、ということでした。なお、この「ケアハウス花の郷高知」は、居室の広さが全国一です。

 食ではないのですが、本格的なカクテルを楽しむ「カクテルパラダイス」を催しているケアハウス光の子(長崎県)もあり、ボランティアのバンド演奏を楽しみながら、カクテルを飲む夕べになっています。

 職員の皆さんがほんとうによくやっていると、しみじみ感じました。

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  • 入居者の一番の楽しみは食事
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  • 好きなものがチョイスできるバイキング
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  • 彩りもあざやかな和食メニュー

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