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「大東 元気でまっせ体操」 (介護の日しんぶん 2017) 2019年7月25日17時18分

 

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健康寿命の増進

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 大阪府の中部に位置する大東市は、人口12.2万人、高齢化率26.2%のまちです。当市では、65歳以上の高齢者のうち、要介護認定を受けた人の割合は一昨年(2015年)で17.9%と、全国平均とほぼ同じ水準でした。しかし翌年(16年)には、その割合が15.9%と一気に2ポイントも下がりました。

 このまちで、急に元気なお年寄りが増えたわけではありません。実は大東市では10年以上も前から、地域の高齢者の皆さんが自主的に集まり、体操を行う習慣が根付いています。どなたでも手軽にできる体操を毎週こつこつと続けていただくことで、心身ともに生き生きとした高齢者が増えているのは事実です。

 健康上の問題がない状態で、日常生活を送れる期間のことを「健康寿命」といいます。多くの高齢者の皆さんの健康寿命が伸びて、最期まで要介護状態にならずに過ごすことができれば、住み慣れたご自宅でその方らしく暮らし続けられるのはもちろん、皆さんの支払う税金や保険料が原資である介護保険から給付される費用も少なくて済みます。

 要介護認定を受けずに過ごしていただくためには、毎日の生活の中で転倒を防ぐことも重要です。そのためには、筋力や持久力、バランス能力を維持・改善することが大切で、少なくとも週に1回は、ややきついと感じるような運動を行うことが必要です。

 

体操の実施

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 そのような考えから大東市では、高齢者の皆さんが日頃から気軽に運動に取り組むことができ、またそれを継続して習慣化できる介護予防の取り組みを模索する中で、04年に「大東元気でまっせ体操」というオリジナルの体操を考案・開発しました。

 元気でまっせ体操は、▽椅子に座ったまま▽立って▽床に寝転んで――行えるものがあり、それぞれお一人おひとりの身体状況に合わせて行っていただけます。まずストレッチで身体をほぐして柔軟性を高めた上で、筋力向上を図る全身運動を無理なく心地よくできるように考えています。基本的には、椅子に座っての体操を1回20分程度で行って頂くようにしています。

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 市では体操を普及・定着させるため、市内各地域の高齢者が集まるあらゆる場所に出向き、体操のPRを行いました。その結果今では、町内会や老人クラブ、自主グループなど、様々な集まりをベースに体操のグループが展開されるようになりました。

 中には工場や銀行、病院の空きスペースなどで開催されているところもあります。現在、市内に10人以上で集まるグループが105あり、のべ2000人の高齢者が参加しています。多いところでは80人ほどが集まるグループもあります。

 各グループでは週1回程度、公民館や集会所、市の施設や公園など身近な場所に集まって、体操を続けています。体操を行わない日でも、茶話会やカラオケ、旅行など、色々な形で自主的に集まって、活動されているグループもあります。運動の習慣ができるのはもちろん、体操をはじめグループの活動に参加することで、閉じこもり予防や認知症予防にもつながります。

 

自主的活動をサポート

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 市では、体操グループの立ち上げを支援するため、運動指導員を派遣してお手伝いしたり、体操の際に流せるDVDのプレゼント、半年に1回の体力測定など、自主的な取り組みを妨げない範囲で、サポートをしています。市ではグループを登録制として、参加者の毎週の出席状況なども確認しています。

 主に近所の人達が誘い合って参加しますから、1回でもサボると、道端で出会ったご近所さんから「あんた、昨日来てへんかったけど、どうしたん?」と声をかけられてしまいます。ですから、一度体操に参加すると、その後も継続して頂ける方が多いです。1人暮らしで連絡なしに欠席された方がいたら、近所の方に訪ねて頂くようにしていて、体調急変などで自宅で倒れていたところを発見したという例もあります。

 体操に参加するのにお金は要りません。もちろん介護保険のサービスなどではありませんから、大東市にも大きな出費はありません。「効きまっせ 若ぅなりまっせ 寝たきりならんで儲かりまっせ」が、大東元気でまっせ体操のキャッチフレーズです。

 大東元気でまっせ体操は、当市のホームページ(http://www.city.daito.lg.jp/koureisya/kenkouseikatsu/taisou/index.html)でご紹介しているほか、一部を動画でもご覧になれます(ユーチューブで「元気でまっせ体操」と検索して下さい)。また、体操のDVDも1枚1000円(送料込み)で頒布しています。当市保健医療部高齢介護室(☎072・870・0513)までお問合わせ下さい。

 皆さんも、毎日身体を動かす習慣を身につけて、いつまでもお元気で「ぴんぴんコロリ」でいたいものですね。

 

(介護の日しんぶん 2017年11月11日号)

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